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■ 健康と環境

執筆者の写真: 村野 栄一村野 栄一

SDGsの観点から、環境と健康を考えてみたいと思います。

WHOは2016年時で世界人口の91%が、大気環境で定める基準値を満たしていない報告をしました。

PM2.5を例に取れば、

1、 工場から排出

2、 車から排出

3、 大気中で化学反応発生

4、 大陸(中国等)飛散

上記等が発生元と考えられます。


その量は年々規制の効果で減少していますが、雨が少ない春は数値が上がる傾向があり、注意が必要です。ちなみに環境省が出している検索サイトで「そらまめくん」と、検索してみてください。日本各地の汚染物質の状況がわかります。この辺りでは、福生本町や、八王子、立川などに観測地があるようです。


続いては環境と直接関係しているかは、それぞれの見地から、異なることかもしれませんが、先進国に多い病のアレルギー疾患については、病院で診療を請けた数は、日本でアレルギー性鼻炎66万人、アトピー性皮膚炎51万人(2017年)ではあります。


水面下ではありますが、診察を受けていないがアレルギーで悩んでいる方は、2人にひとり、EUでは3人にひとり弱であるという統計もあります。

最後はメンタル不調についてです。2002年からの15年間で年間の患者は6割増の400万人であり、これも先進国に多い病であります。

持続可能な社会をつくるためには、乗り越えていくハードルの指標にもなりそうです。

 
 
 

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