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▪商店会の現状と今後

執筆者の写真: 村野 栄一村野 栄一

令和1年9月17日

あきる野市の商店会の会員は平成29年4月に312業者にアンケート調査を行なった。175通で回収率56%の結果にはなるが確認していく。

飲食店やその小売関係で48%、全体の業種をふくめ、営業年数は50年以上が3割を締めており、10年を超えるお店は80%以上もある。

経営環境では、10年続く前に倒産する確率が高い環境下で長く続いていることは評価できる。

経営者を含む従業員数で60%程度が1~2人である。24年度のデータと比較して経営者1人は1割増加して33%になった。

またお店が自己所有は70%程度で、駐車場が82%のお店で確保されていた。

日曜日にお店を休んでいるのは30%位あり、週1回の休日が54%であった。

営業時間が9時から18時が最も多く、時間は9時間台であり、次いで10時間台となる。

買い物客が固定客で60代が最も多く、50代、70代と続く。

平日来客数は一日あたり10人未満が5割を締めている。

売上高は横ばいが最も多く34.3%であった。またやや減少と減少の項目を合わせると43%にもなった。客数の推移も同様で客足が同じように遠のいている。

経営上の課題は売上不振が最も多い。

経営者の年齢は60・70代以上56%で、今後の経営方針はサービスの向上や宣伝広告の強化、専門店化があげられる。

以上が個店の現状であろうアンケート結果である。

次は商店会へ期待する役割のアンケートに続くが、商店会のとして空き店舗の活用の課題はある。

会の役割は集団であるということ。みんなで連携が図れるということである。このメリットを前面に押し出すことも必要な手段であり、一過性のイベントに頼らずに集客を進めて行くことが必要である。二宮商栄会もHPは作成できたが、地域を売り出す、個々のお店の売り出す仕組みが次に取り組むべきことである。それがうまくいくと、横の展開となり、あきる野市の東側全体の商店会の活性化につながり、もっとおおきくなり、あきる野市全体、西多摩全体と広がっていく。

 
 
 

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