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▪商店街振興プラン行動計画の意図

  • 執筆者の写真: 村野 栄一
    村野 栄一
  • 2019年7月13日
  • 読了時間: 2分

平成31年1月12日

あきる野市の商店街進行プランが平成15年から2020年で策定されているが、そのプランの実施計画にあたるものが、平成30年度から2020年度の3年間の計画で示されたので、商店街の実態調査を踏まえ、今後の問題点や、この計画の骨子を考えてみたい。

人口の構成からも、購買力の低下は予想されるし、単身の高齢者世帯は増加することが、考えられる。消費者動向を確認すると、安心や信頼を求める方は多く、購買力の高い女性や高齢者層でその傾向が強く出ている。

その次には選択するときのこだわりを低価格に求めるのが、年齢別では、男性は40代に次いで60代、女性は20代に次いで30代であった。男女比では男性55.7、女性51.3であり、低価格を気にしているのは、男性の方が多いことがわかる。

このデータからは、男性は子育てにお金がかかるころと、定年を迎えたあたりに、価格を気にして購買することがわかる。女性は50代が一番気にしていないことから、子育てが終わり趣味や食事などにお金を使う傾向があるのではないかと推測できる。

また、サービス面では修理や交換可能な対応に評価が高い。

商店側では開業が30年以上の店舗が半数以上を占めており、経営者も60歳以上が5割を超える。また後継ぎは7割の店舗で未定であり、顧客は1日10人未満が半数を超えていた。

今後の対策を検討する商店街振興プランの目的では、商店街の自主性を求めて、市は側面から支援する体制をつくるとあったが、今回の行動計画では個店の支援に重点を置くことで、魅力的な商店会や個店をつくることと定義している。

これは「やる気のある商店街でまとまって声を上げてくれれば、手助けしますよ」的な発想から、「個店の活力の向上を手伝いますので、一緒に頑張りましょう。」その結果として商店街が発展しますという発想である。

今後は個店ごとに自分の商品に磨きをかける必要があり、その集合体の商店街として、その地域に人を呼び込む設えをつくる。

兎にも角にも、どこかの商店街に成功事例を作る必要があることは否めない。携わるすべての人が本気になる必要がある。

今私もその一助として二宮商栄会の繁栄に取り組んでいるところである。来年度早々にHPを商店街として立ち上げる運びであり、多くの方に応援していただきたいと願う。

 
 
 

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