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執筆者の写真村野 栄一

▪地域の魅力づくり

平成30年10月5日

若い世代が定住を望み、高齢者も長く健康に暮らせる地域であるために、地域の魅力は欠かせない。現在と今後で、どのような取組をしていく必要があるかをあきる野市で考えてみる。

あきる野市に、お越しになられた方が「都心から一時間程度の時間であるにもかかわらず、こんなところが東京にもあったのですね」と言われることが良くある。確かに世界で、名だたる大都市の、東京と名がつくところであるにもかかわらず、自然がいっぱいで森林面積は60%を超えるからだ。

今年で34回目となった、あきる野映画祭は、五日市町が合併前に「映画館のない町に映画文化を!」をスローガンに、今から33年前にスタートしたイベントがある。

そのような活動を基盤として、市政施行15周年記念では、映画「五日市物語」、市政施行20周年記念には同じく「あきる野物語 空色の旅人」を制作した。その流れもあって市では、フィルムコミッションに力を入れて多くのロケがあきる野市に来ている。

先日も市役所の副市長室が撮影に使われた位だ。身近な場所をテレビで観られるのは、嬉しい限り。

また数年前は、犯罪の道具として使用される危険性もあり、良くない印象でもあった、ドローンだが、適正な利用のための、資格試験の会場として、旧戸倉小学校(戸倉城山テラスとして観光目的で利用)が使われている。

また市でも有事の際、ドローンを利用して孤立地域に物資や情報機器を持ち込む訓練など防災の観点からも力を入れている。

また国からは獣害被害の調査研究にドローンを使って夜間などに山間を飛行させている。ドローンを使った安心なまちづくり計画として、最近では行政視察がお見えになるようになった。

観光の観点からは、秋川渓谷といえばバーベキューであり、夏になると市内三箇所の秋川流域のバーベキュー場に約10万人毎年訪れる。

このようにあきる野市へ来てもらうきっかけに、自然に触れるや、TV番組などのシーンなど、魅力発見、発信のチャンスがあると思う。今後は市内のエリアを検討して、特徴を理解した、まちづくりを進める必要があり、そこは課題であります。

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