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■子どもの育成環境

  • 執筆者の写真: 村野 栄一
    村野 栄一
  • 2月17日
  • 読了時間: 2分

子どもの育成環境は、母親(ママ)だけに頼るのではなく、パパも保育士さんも地域社会にいる我々もサポートできる環境が必要で共同養育という考え方があります。


都市化が孤立育児の環境をつくり、産後2か月までに発症するうつ病は増え、妊娠中から産後1年までで母親の死亡の第一位は自殺です。

虐待の加害者も母親が多いのです。


この課題に対して伴走型支援や保育支援があります。

アメリカの例で伴走型の支援として、妊娠期から生後2年まで毎月訪問をしました結果で虐待が減少したデータがあります。社会的不利な環境下で支援を施したケースでは46%減少し、10代の低所得者や未婚のケースでは80%も減少したようです。


これは親性能という、親としての脳機能の発達をサポートされて適切な養育行動をとれるようになっているということから、大切なサポートであるようです。確かに私自身も子育てでわからない事が多かったことを思い出しました。


不安のなか母親ひとりで、もがき苦しんでいることを地域社会が専門家につなげる環境の整備や手伝いをすることは大切ですね。


少子高齢化が日本の課題というなら、子どもを産む環境に加え、産後の環境も整えていく責任があると感じます。ときに子どもに税金をかけても自分たちには関係ないからという声が届くことがありますが、他人事ではないのです。

 
 
 

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