top of page

■子どもを犯罪から守る

  • 執筆者の写真: 村野 栄一
    村野 栄一
  • 2023年10月1日
  • 読了時間: 2分

子どもを不審者から守り、安全を確保するために、日本と海外では考え方が違うと言います。


あまり日本ではなじみが無いですが、犯罪学という学問があり、犯罪の発生は①犯罪の動機を持った人が、②犯行の機会を狙って③事件が発生するという一連の流れのなかで、犯罪をあきらめさせるために、②の犯行の機会を奪うという考え方です。


日本では、「子どもに不審者に注意しましょう」などと教え、人に注目して犯罪を回避させようとしますが、海外では危ない場所に配慮します。


犯罪は入りやすい場所や、見えにくい場所、関心が払われていない地域、傍観的になりやすい場所で②の犯行の機会が発生しやすいのです。

例えば、高い塀が続く見えにくい場所や、ガードレールのない道路、農道など人の目が届かない地帯や、落書きやゴミが多い地域、駅前やショッピングモールなど、気づいても他に誰かがいるからと思いやすい場所などが、それに当たります。


反対に入りにくく見えやすい場所とは、フェンスで囲まれた公園など、ゾーン・ディフェンスが出来ているところです。


日本はマンツーマン・ディフェンスを考えるので、襲われたらどう逃げるかなどを中心に教えます。


この話題を聞いたとき、騙す大人に注目をして騙されない子どもを育てることも大切でありますが、それを見抜く目を一瞬で判断するのは至難の業であったとも感じました。

 
 
 

最新記事

すべて表示
■まちづくりと公共交通:これからの地域のかたち

3/28に議員研修会で、公共交通を考えるということで、名古屋大学の安藤章先生を及びして、研修会を行いました。その内容を少しまとめます。 まちづくりを考えるうえで、公共交通は不可欠な要素です。とりわけ高齢化が進む地域社会では、「移動の自由」が住民の生活の質や健康、そして地域経...

 
 
 
【市政報告】:「第3期あきる野市子ども・子育て支援総合計画」策定の内容

子ども・子育て支援の新たな5年間の取り組み。 少子高齢化や核家族化、共働き世帯の増加など、子どもと子育て家庭を取り巻く環境は年々変化し、課題も複雑化しています。こうした背景を受け、あきる野市では令和7年度から令和11年度までの5年間を計画期間とする「第3期あきる野市子ども・...

 
 
 
■市政報告「あきる野市 地域保健福祉計画(令和7〜11年度)」について

あきる野市では、すべての市民が安心して暮らせる地域社会を目指し、「地域保健福祉計画(令和7年度〜11年度)」を新しくつくりました。この計画は、赤ちゃんから高齢者まで、障がいのある人や生活に困っている人など、誰もが暮らしやすいまちにするための5年間の行動プランです。...

 
 
 

コメント


bottom of page