2008年度からは、40~74歳の人が対象で、メタボリックシンドロームに該当する人やその予備軍を減少させるため、特定健康診査(特定健診)がスタートしました。
通常の健康診断は、病気の発見を目的としたものですが、特定健診はメタボリックシンドロームに注目し、糖尿病など生活習慣病予防のための保健指導(特定保健指導)を必要とする人を抽出するために、血圧、血液検査(血糖、中性脂肪、HDLコレステロールなど)の測定が行われています。
市内、令和3年度の対象者はコロナ禍で落ち込んだ数が、徐々に回復している状況で14,490人、受診者数は6,665人、受診率は46.00%です。受診者のなかで保健指導として、積極的な指導が必要な方で160人おり、その中で実施者数は10人です。その他として動機付けの対象者は581人で、実施者は78人です。実施率をどう感じるでしょうか。
保険指導があるにも関わらず、その先の直接的な改善行動に結びついていないのは気になりますが、自覚するだけでも予防につながることがあると思います。
同様に後期高齢者は11,828人が対象者で、受診者は6,107人です。こちらは受診率51.63%と少し高いです。
また費用負担はベース金額で9,735円は無料です。先週も書きましたが、このような制度があるのは、日本だけですので、特定健診は受診して病気を要望しましょう。
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