top of page

■復興の地図から

執筆者の写真: 村野 栄一村野 栄一

 NHKスペシャルを観ました。震災から12年経過した東北地方ですが、復興は進んではいますが、人口は減少も将来の日本の縮図のようになっています。


その中で人口の増減率で2010から、2020年で仙台市とその周辺の人口は増えており、地価は高騰し、91%上昇している側面もあります。


その中で、復興が進んだ2015年から5年で増えている自治体、人口6000人余りの宮城県女川町。津波のすさまじさが残る街ではありますが、復興へのキーワード「還暦以上は口を出さず」という年長者が要らんことは言わないという心意気で、若い人にまちづくりを任せている町があります。


震災の1か月後から、コンパクトなまちづくりをすすめて、スタート女川として移動しやすいまちを目指しております。また起業家支援も行い、80%の費用は町が負担し、全国へ参加者を呼びかけ、女川で起業ありきではない条件ですが、結果として53人が卒業し、町内で15人が起業しました。


起業する方にもまちとしても協力体制はあります。例えば運動教室を起業した方の例をだすと、保育所などの科学的データを女川町は、共有をしたりしてくれ、より身近に起業しやすくなっております。


また企業以外でも20代単身者が1.5倍に増えています。町の人が若い人のアイディアを受け止める復興へのキーワード「還暦以上は口を出さず」の文化が芽生え始めており、具体に移住を考えている方に、移住費用を1か月無料にすることを行い、その結果として参加者の25人が現在移住しました。


新しいかたや、若い方に本気になってもらう為には、組織もしっかり任せて、伴走するような街づくりをしていかなければ、難しいし、やはり住みやすいまちとして、コンパクトな街づくりはキーワードになると感じました。

 
 
 

最新記事

すべて表示

■子どもの自殺について

今回は子どもの自殺との関係についてです。 私は実際の数字を知るまでは、報道などの影響を多く受けて、子どもの自殺の多くは虐めが原因であると感じていました。 2022年の子どもの自殺者は514人です。全体の自殺者では2003年が3万4千人で過去最悪でした。しかし、その時の子ども...

■阿岐留医療センター 経営強化計画の策定の予算大綱

具体的な予算の関係や今までも書いてきましたが課題をまとめてみました。 阿伎留病院企業団は、令和7年度の病院事業会計予算を策定し、経営基盤の強化と医療DXの推進を重点施策としました。 地域の中核病院として、二次救急医療や高度医療を支える体制を維持しながら、医師や看護師の確保、...

Comentários


bottom of page