top of page

■東京都の被害想定

執筆者の写真: 村野 栄一村野 栄一

都の総合防災部が想定している地震は、総合的な防災対策が必要な直下型と、津波対策に重きをおいた海溝型の地震があります。前者の首都圏直下型でM7クラスの地震で発生確率が70%は、以下5つ想定されております。

① 都心南部直下地震

② 都心東部直下地震

③ 都心西部直下地震

④ 多摩東部直下地震

⑤ 多摩西部直下地震


例えば④の多摩東部直下地震の場合は、あきる野市の震度は6弱で、全体の被害で建物被害は161,516棟、死者4,986人、避難者は276万人とされています。


またこの地域でよく聞く立川断層帯地震についてはM7.4の規模で震度は6強であり、全体の被害は建物被害で51,928棟、死者1,490人、避難者は59万人と想定されます。但し発生確率は0.5~2%で可能性は極端に低いです。

また南海トラフ巨大地震M9クラスは発生確率で70~80%とされておりますが、都内全体でも震度は5強以下なので、揺れによる被害はあまりないと考えて良いと思います。



都では発生直後から1か月以降まで細かく想定をしているので、詳しくお知りになりたい方はhttps://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/021/571/20220525/n/002.pdf をご覧ください。

 
 
 

最新記事

すべて表示

■子どもの自殺について

今回は子どもの自殺との関係についてです。 私は実際の数字を知るまでは、報道などの影響を多く受けて、子どもの自殺の多くは虐めが原因であると感じていました。 2022年の子どもの自殺者は514人です。全体の自殺者では2003年が3万4千人で過去最悪でした。しかし、その時の子ども...

■阿岐留医療センター 経営強化計画の策定の予算大綱

具体的な予算の関係や今までも書いてきましたが課題をまとめてみました。 阿伎留病院企業団は、令和7年度の病院事業会計予算を策定し、経営基盤の強化と医療DXの推進を重点施策としました。 地域の中核病院として、二次救急医療や高度医療を支える体制を維持しながら、医師や看護師の確保、...

Comments


bottom of page