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◼ 職場環境と住まいの近接

執筆者の写真: 村野 栄一村野 栄一

テレワークが新型コロナウイルスの影響で飛躍的に進み、郊外に移り住むという選択肢が都心に賃貸する人々の選択肢に加わり、自然が多いあきる野市もその選択肢になる可能性も増したが、積極的に行政には環境を整えて、そのような人々を取り込んで行く姿勢は伺えない。

市の方針では職住近接を標榜している。

そこを解決する方法を仮説を立て考えてみる。職住近接とは、職場の近くに移住してしまう若い世代に、この場所に住んでいてもらいたいという思いであると仮定すると、都心に通う通勤時間は最大のネックである。

 しかし、サテライトオフィスの環境が整えば、そこへ通うという人の移動ができる。では、その場所はどこに設定するかであるが、自然の環境がより良いとなると、あきる野市を超えて檜原村である。だが電車が通ってないことは、ネックになるだろう。

 すると次の候補は五日市駅周辺である。そこには、旧五日市町役場がある。オフィス環境としては良いが、市役所の出張所と民間の同居になると、仕切りなどの設置が必要になる。 その問題さえクリアすると可能性はぐっと上がる。


 もう一つは秋川駅近のルピアも候補である。会議室もあるし、買物も便利なのは加点ポイントであるが、やはり自然環境は五日市出張所と比べると落ちる。いずれにしても、今後具体な提案をして職住近接を現実のものにしていくことで、地域の雇用が促進されるし、起業する土壌も生まれやすくなる。

 

今度はサテライトオフィスを求める法人相手先であるが、外国の会社に絞り込むことで、多様な人材が労働することも視野にはいる。国際的にはネームバリューが大切であり、「ココモトウキョウ」である。

 
 
 

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