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執筆者の写真村野 栄一

◾道徳授業地区公開講座に参加して

令和1年11月4日

あきる野市では令和2年度までの重点施策などがのった教育の要覧が示された。


小中一貫教育の取組の概要もある。市ではA地区~F地区までを地域で区切って、一中学校に対し、複数小学校がある4地区、小中が一校の増戸小中、五日市小中の2地区などそれぞれに目指す子ども像を掲げ進んでいる。私の意見であるが、市の中で特徴を出すのではなく、東京の中、日本のなかで特徴をだすことを求めて、市内では、目指す子ども像は統一しているほうが、積極的な総合的に施策が実施できる気がするが、考え方を聞くと、地域の特徴を活かすということであった。

そうはいってもそれぞれの目標を確認すると、言い方は違うが自立できる子ども像を求めていることは同様のようだ。また具体例では、A地区東中のエリアに所属する小学校は3校あるが、それぞれの小学校の教育目標がちがうのも気になる。


会社に例えると、支店で教育目標がちがい、それを統括するエリアでもちがい、本社がどう共通の利益にむかってする行動を管理するのかと考えると、理解が出来ないところではあるが、そもそも教育であるので、会社ではないといえばそれまでではあるが。


それが顕著に表されているのが授業だ。今回中学校で、道徳授業ではあるが1年生から3年生まで同じ題材で事業が展開され、すべての教室を覗いてみた。PCモニターを使ってTV映像を使って紹介人物像を紹介している教室、タイマーをつかって課題を区切って集中を促している教室、班を主体として話し合いを中心にしている教室、机はそのままで、先生と向き合って授業を進める教室など、全部がちがう。先生のタイプによっても、静かな教室や騒がしい教室、静かだが授業に集中していない教室もある、歩き回る先生、じっとしている先生、板書もそれぞれで、プリントを貼って説明している先生や、図的に黒板を使う先生など、やる内容は同じでも教え方、教えるスタイルなど千差万別であった。

でもできれば、わかりやすく教える先生の授業を受けて行きたいと思うし、子どもが通っているなら、その先生に受け持ってもらいたい。


このように俯瞰して現場をみると、いろいろなことがわかってくる。しかし教育現場は変わりづらい。

どこにお金を投入するとより良い現場になるのだろう。私の考えでは予習復習教材として、タブレットに通信でわかりやすい先生が講義をするようなことが可能になったら、それを中心に先生が授業を組み立て、現状の生徒児童にカスタマイズしていけるように内容を補足して見直しが出来たら、授業がわかりづらいことは解消にむかい先生のスキルもアップも図れるのでないかとも考え、そこに国や東京都はお金を使えば良いのではないか。また教員の働き方改革にもつながるのでないかとも思う。

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