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執筆者の写真村野 栄一

▪都市整備を考える

令和1年7月6日

あきる野市が捉えている都市整備の課題は5つに分類され検討されている。まずは「人口・産業」だ。自立都市を目指した就業の場や、少子高齢化への対応として、人にやさしい定住環境の整備や、圏央道の整備効果を生かした先端技術産業などの新産業の立地誘導や、山地や丘陵地、川の清流と渓谷などの観光資源の魅力の発信や、宿泊を促進させる観光施設の充実などがそれにあたる。

続いて「土地利用」は拠点づくりとして各駅を中心に産業・業務地・商業地・住宅地等の特色を生かす計画があるが、既存市街地では緊急車両の通行に妨げになり、歩行者も安心して歩けないような生活道路も多く残っているうえ、安心して遊べる公園が少ないなど問題もある。

「都市施設」では圏央道の効果に伴う幹線道路整備や、公共交通としてJRの運行本数を増やす計画や、汚水対策や雨水対策も整備を欠かせない。

「自然環境の保全」では渓谷や日帰りのレクリエーションの場として利用をされている。市街地の公園緑地や河岸段丘での良好な景観なども大切な資源であると考えている。

「都市環境の形成」では美しい街並みの景観と調和した環境を守っていくのと同時に、建物の不燃化や災害対策など災害につよい対策を行っていくことなどである。またバリアフリーの整備によって誰もが気軽の外出出来る環境も検討している。これらの課題を踏まえて、都市計画マスタープランを実施してきた。その中身を今後検討していく。

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