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▪駅の利用者から地域を考える

  • 執筆者の写真: 村野 栄一
    村野 栄一
  • 2019年7月13日
  • 読了時間: 2分

平成30年9月7日

西多摩広域行政圏協議会の資料によると、平成27年の統計もしくは、データのとれる直近で、五日市線の乗車人員は熊川1383人、東秋留4816人、秋川7253人、武蔵引田3538人、武蔵増戸2634人、武蔵五日市4528人となります。

青梅線(西多摩圏内)では、牛浜4454人、福生16639人、羽村13914人、小作17408人、河辺13526人、東青梅6726人、青梅6859人です。

八高線の箱根ヶ崎では、4419人となります。

その中で概ね70%は定期利用ですので、通勤通学で利用されていることが伺えます。

五日市線では秋川が7,253人でトップ、青梅線(西多摩圏内)では、小作17,408人、福生16,639人の駅利用者が多いです。

利用の多い駅で比べても、1万人は青梅線と五日市線では違います。

青梅線では、福生、河辺には駅から高架でいける、大手スーパーが直結しております。

五日市線では、駅前にスーパーは秋川駅に東急があります。あきる野ルピアを通る形で配置が、されております。そのルピア自体も駅に直結ではありません。

また駅に近い方に商店街が入るルピアを配置した計画は、駅利用者らに焦点をあてると、少しでもルピア内の商店街に有利な選択をした結果かも知れません。駅側に大手スーパーが配置されると、そこで個店の商売のチャンス無くなる可能性が高いと考えての配置と想定します。

しかしそのルピアも駅側から見ると、入り口や店舗の構えは、裏手になっており、メインは噴水広場がある方に向いております。現在では、ルピアの個店も減り、市の関係の就労窓口や、子育て施設が入っており、当初の利用とは違う形になっていると考えます。

そこで、なし崩し的ではなく、原則にしたがって、メインの噴水広場の方へ、人の流れをつくる工夫を施したらどうでしょうか。

学校や会社送迎のバスは、ルピアの噴水広場側へ誘導して、乗降してもらい、店舗も広場側をよりオープンして、忙しい時間に、手軽に買い物ができる商品を多く取り扱う、細工も大切です。しかし、バスの停留は噴水広場と平行に走るマールボロ通りに横付けで良いのかなどの、安全対策も必要です。

すこし話が広くなりますが、駅につなぐ市内循環バスなど、新たな構想も必要かも知れません。

また今各地で導入例があるタクシーチケットは、ドアTOドアで使い勝手は楽だが、これは多くの人の日常の足の確保とは、別に考えたほうが良いと思われる。

今回は乗降者の人数や、人の流れができる可能性を、考察しましたが、人の流れを創ることを想像ためには、希望的観測ではなく、実際に落とし込まないとさないと、ビジネス展開は失敗すると感じました。

 
 
 

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