平成28年に策定した総合戦略が少し前になりますが、今年3月市議会へ報告がありました。
数値目標やKPIによる検証です。
具体的な確認シートから、学校教育の充実の部分を抜き出してみます。
まずは、学力向上を図るための調査における、各教科の平均正解率の項目です。平成27年度を100として、令和2年度の目標値は110の10%アップとしておりますが、元年度末の実績値は小学校101%、中学校は95.4%です。
各学校が数値目標を記載して学力・学習状況改善計画を作成し、その達成に向けた具体的な手立てを徹底して実践し、学力アップを図るというものでした。
また前年度におこなった、補充学習の充実で下位層の底上げは図られたが上位層の割合が伸びないというところが、原因であるようだ。
思考力、判断力、表現力等の育成に向けて取り組みが課題であると元年度の取り組み状況は結んでいる。令和2年度も基本的には元年度と同様の学力・学習状況改善計画を作成して数値目標にむけて達成を検証するとある。同じ内容で向上が図られないなら、やはり達成させる手段が違っているのか、そもそも目標がたかいのか、子どもはあっという間に成長してしまいますので、教員も教育委員会も次にという逃げがありますが、その時の子どもに、よりよい教育が出来る土壌を整備する義務を遂行しなければなりません。
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